真鍮は金属アレルギーを発症しやすい素材!アクセサリーを選ぶポイントは

金属アレルギーを発症しやすい素材のひとつ、真鍮。安全に配慮して身に着けるためには、汗をかきやすい運動時の着用を避けたり、こまめなお手入れが必要な点に注意しましょう。

本記事では真鍮を使ったアクセサリーの注意点と、選ぶポイントを紹介しています。
アレルギーを気にせずアクセサリーを楽しみたい方は、金属アレルギーになりにくい素材を選ぶようにしましょう。

目次

真鍮は金属アレルギーを発症しやすい素材

本章では、真鍮が金属アレルギーを発症しやすい理由を紹介しています。真鍮を避けたほうが良い理由と合わせて把握しておきましょう。

真鍮は銅と亜鉛の合金

真鍮は銅と亜鉛を混ぜて作られる合金のうち、亜鉛が20%以上を占めるものを指します。

見た目はゴールドのような色・ツヤをしていながら安価であるため、プチプラ価格のアクセサリーによく使われています。しかし、銅も亜鉛も金属アレルギーを起こしやすい素材です。どちらも含んでいる真鍮を使ったアクセサリーは、できる限り避けたほうが良いでしょう。

真鍮は錆びやすい性質

真鍮は錆びやすい金属です。真鍮が青緑色に錆びているのを、見たことがある方もいるのではないでしょうか。

錆び自体に毒性はありませんが、錆びやすいということは汗や水分で金属イオンが溶け出しやすいということでもあります。そして金属アレルギーは、この金属イオンが肌に触れることで発症します。錆びを除去する手間だけでなく、金属アレルギー発症のリスクも考慮し避けたほうが無難です。

真鍮アクセサリーは経年劣化しやすいデメリットも

真鍮は経年劣化しやすい素材です。空気中の酸素と反応することで、光沢が薄れて色味が深くなっていきます。
アンティークな雰囲気が出ることを好む方も多くいますが、アクセサリーとしては好まれにくい特性だといえるでしょう。なお市販のアクセサリー用研磨剤を使用すれば、もとの輝きを取り戻すことも可能です。

真鍮のアクセサリーが多い原因とは

真鍮には金属アレルギーを起こしやすく、経年劣化しやすいというデメリットがあるにもかかわらず、たくさんの真鍮製アクセサリーが販売されているのはなぜでしょうか。

その理由のひとつに、流行のスパンが短くなったことが挙げられます。短い流行に合わせて買い替えられる安価な真鍮製のアクセサリーは、非常に人気があります。また、アクセサリーを個人で制作して販売するハンドメイド作家が増えたことも、真鍮製アクセサリーをよく見かけるようになった一因です。
真鍮は安価なだけでなく、個人でも入手や加工がしやすい素材であるため、多くのハンドメイド作家が取り入れています。パッと見て真鍮とわからないアクセサリーも多くあるため、購入時には素材を必ずチェックしましょう。

真鍮のアクセサリーで金属アレルギーを発症したとき

本章では、真鍮のアクセサリーを身に着けていて、金属アレルギーを発症した際に取れる策を4つ紹介しています。
症状が起きてしまった方だけでなく、未発症の方もぜひ把握しておきましょう。

鉄則は使用しないこと

真鍮のピアスや指輪を着けていて、かゆみや赤みが出た場合はすぐに外しましょう。真鍮に対して金属アレルギーを発症している疑いがあります。
金属アレルギーは原則として治りません。症状を起こさないために、アレルギー症状を起こした素材は身に着けないようにしましょう。

どうしても使いたい場合はコーティング剤を使用

思い入れが強く、どうしても使いたいアクセサリーの場合は市販のコーティング剤を使用する方法もあります。
アクセサリーの表面に膜を張ることで、皮膚と真鍮が直接触れることを避けられます。
ただしコーティングは摩擦や経年で剥がれてしまうため、永久に持続するものではありません。緊急回避策として使用するようにしましょう。

運動の際は直接肌に触れるピアスや指輪は避ける

金属アレルギーは汗や水分で溶け出した金属イオンが、肌に触れることによって発症します。
特に汗は金属を溶かす働きが強いため、運動時などよく汗をかくシーンでは、肌に直接触れるピアスや指輪はおすすめできません。運動時におしゃれをしたい場合は、服の上から身につけられる長さのネックレスやブローチなどのアクセサリーを選びましょう。

清潔に保つため適宜お手入れをする

金属アレルギーを発症する可能性を下げるためには、アクセサリーを清潔に保っておくことも重要です。
真鍮のお手入れ方法は、大きく2つに分けられます。

  • お酢やクエン酸水に漬ける
  • 重曹ペースト・紙やすり・スポンジやすりなどで磨く

「漬ける方法」は、アクセサリー全体をきれいにする際に向いています。真鍮の持ち味であるアンティーク感を残したい場合は、力加減や清掃箇所をコントロールしやすい「磨くお手入れ」を選びましょう。

アクセサリーを選ぶときは金属アレルギーになりにくい素材を

アクセサリーは肌に常時触れているものが多いため、金属アレルギーを発症しやすい素材はおすすめできません。
すでに症状が起きている方はもちろん、未発症の方も発症リスクを抑える観点から金属アレルギーになりにくい素材を選びましょう。

ベースが真鍮でもメッキは金属アレルギー対応のものを選ぶ

ベースが真鍮で作られているアクセサリーであっても、表面に金属アレルギー対応のメッキが施されていれば、金属アレルギーの方でも身に着けられます。
ただしメッキは永続的なものではありません。衝撃や摩擦で傷ついたり劣化すれば、むき出しになった真鍮が肌に触れてしまい、アレルギーの原因となります。

日頃から傷がつかないよう、大切に取り扱いましょう。

金属アレルギーの人はサージカルステンレスがおすすめ

金属アレルギーの方には、サージカルステンレスをおすすめします。

サージカルステンレスは構造上、金属イオンが溶け出しにくい素材です。汗をかきやすい運動時や、お風呂でも気にせず着けていられるため、普段使いのアクセサリーに向いています。

また傷がつきにくく、こまめな手入れなしでもきれいに保てる点もメリットです。

金属アレルギーになりにくいアクセサリーをお求めなら

金属アレルギーになりにくいアクセサリーをお探しの方は、ジュエリーミュージアムを覗いてみてください。
金属アレルギー対応のサージカルステンレスを使用したアクセサリーを豊富に取り扱っています。

無骨なイメージを持たれがちなサージカルステンレスですが、ジュエリーミュージアムでは繊細なデザインや、華奢なネックレスを多く取り揃えているため、きっとお気に入りの品が見つかるでしょう。

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